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「ファミリーテントって、種類が多すぎて何から見ればいいの?」
「ドーム型、トンネル型…? 形が違うと、何が変わるの?」
「アウトドア経験ゼロの家族でも、ちゃんと使えるテントってどれ?」
これから家族でキャンプを始めたい、とワクワクしているパパママから、こんな声をよく聞きます。
テント売り場に行けば、ずらりと並ぶたくさんのテント。
ネットを見ても専門用語ばかりで、結局どれが自分たちに合っているのか分からず、選ぶだけで疲れてしまいますよね。

こんにちは!普段は作業療法士として働きながら、週末は3人の子どもとキャンプに明け暮れる「ちゅるぱぱ」です。
何を隠そう、私自身が最初のテント選びで迷いに迷って、なかなか一歩を踏み出せなかった一人です。
キャンプを始めて6年。今までの経験から分かったことは、「ファミリーテント選びは、「構造(形)」に注目すれば、驚くほどシンプルになる」ということ。
この記事では、キャンプ初心者パパママが絶対に後悔しない「3つのテント構造」に絞って、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説します。
3児の父として数々のテントを実際に使ってきた僕が、あなたの家族にピッタリの「形」を見つけるお手伝いをします。
この記事を読み終える頃には、きっと「これだ!」と思える理想のテントに出会えますよ。

ファミリーキャンプのテント選び、なぜ「構造」が一番重要なのか?
デザインや機能、価格など、テントを選ぶ基準はたくさんありますが、なぜ僕が「構造」を最も重視するのか。
それは、テントの「構造」が、「キャンプ当日の快適さ」と「パパママの心と体の余裕」に直結するからです。
理由①:設営・撤収の手間が全く違う

テントの構造によって、使うポールの数や組み立て方が全く異なります。そのため、設営時間がたった5分で終わるものもあれば、慣れていても40〜50分以上かかるものも。
特に、小さな子どもがいるファミリーキャンプでは、「設営・撤収の時短」が、そのまま「子どもと遊ぶ時間」「ゆっくりコーヒーを飲む時間」に変わります。
理由②:キャンプ中の過ごしやすさが劇的に変わる

「雨が降ってきたから、テントの中に避難しよう!」
そんな時、リビングスペースがある構造のテントなら、家族全員でトランプをしたり、お絵描きをしたりして楽しく過ごせます。一方で、寝るだけのスペースしかないテントだと、狭い空間で身動きが取れず、窮屈な思いをすることも。
天井の高さ、雨の日の使い勝手、風への強さなど、家族のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)はテントの構造で決まると言っても過言ではありません。
理由③:親の余裕が、子どもの体験を豊かにする

これは作業療法士としての視点ですが、親が設営に手こずり、イライラしていると、その不安は子どもに伝染します。
逆に、親が「パパッとできた!」と自信を持って設営する姿は、子どもに安心感と「パパすごい!」という憧れを与えます。
親に心の余裕が生まれると、子どもとじっくり向き合う時間が増え、自然の中での発見や学びといった、キャンプでしか得られない貴重な体験を豊かにしてあげられるのです。

だからこそ、まずは「どの構造が自分たちの家族に合うか」を知ることが、テント選びで失敗しない最大の秘訣なのです。
【結論】キャンプ初心者ファミリーにおすすめのテント構造はこの3つ!
世の中には無数のテントがありますが、初心者ファミリーが選ぶべき構造は、突き詰めるとこの3つに絞られます。それぞれの特徴を、まずはざっくりと掴んでみましょう。
構造名 | 一言で言うと | メリット | デメリット | こんな家族におすすめ |
2ルームテント | 快適リビング付きのオールインワン住居 | ・天候に左右されない ・広くてプライベートな空間を確保 | ・設営が大変 ・収納は重くてかさばる | ・快適性重視派 ・設営は苦にならない |
ワンポールテント | 設営が簡単なおしゃれな三角小屋 | ・設営が早い ・デザイン性が高い | ・リビングはタープで補う ・テント内にデッドスペースがある | ・手軽さ&おしゃれ重視派 ・人数が少なめ |
ワンタッチテント | 時短できる究極の手軽さ | ・設営、撤収が一瞬 ・最近は多機能タイプもあり | ・耐久性、耐候性は低め ・居住性は最低限なものも | ・時短最優先派 ・まずはお試しで始めたい |
ここからは、各構造の魅力を、我が家で実際に使っている代表的なテントと共に、さらに詳しく掘り下げていきます。
構造①:2ルームテント|快適性No.1!雨でも安心の“動く我が家”

2ルームテントとは?|「寝室」と「リビング」が一体化したテント
その名の通り、「寝室(インナーテント)」と「リビング(前室)」という2つの部屋が一体化した構造のテントです。
これ一つで寝る場所と過ごす場所が確保できるため、タープを追加で張る必要がない「オールインワンタイプ」としてファリーキャンパーから支持されています。
2ルームテントのメリット|パパママが実感する3つの“安心感”
安心① 天候に左右されない広々リビング
最大のメリットは、何と言ってもこのリビング空間。
急な雨が降ってきても、虫が多くて外で食事をしたくない日でも、テントの中で快適に過ごせます。
特に、虫や日焼けが苦手なママにとっては、屋根と壁のある空間があるだけで、安心感が全く違います。
安心② 完璧なプライベート空間の確保
リビング部分の壁(パネル)を閉じれば、周りのサイトの目を気にすることなく、家族だけのプライベートな時間を過ごせます。
子どもが散らかしても、着替えの時も安心。夜、子どもが寝た後に夫婦でゆっくりお酒を飲む…なんて時間も、このテントなら叶えてくれます。
安心③ 散らかりがちな荷物をすべて収納できる
クーラーボックスやコンテナ、子どものおもちゃなど、何かと物が多くなるファミリーキャンプ。
2ルームテントなら、それらの荷物をすべてリビングに置けるので、サイトがすっきり片付きます。
夜露で道具が濡れる心配もなく、防犯面でも安心です。
2ルームテントのデメリット|知っておくべき2つの“覚悟”

覚悟① 設営に時間と慣れが必要|設営に40分以上かかることも
快適な分、構造が複雑でポールも多いため、設営にはそれなりの時間と労力がかかります。
特に「準備が苦手…」というパパは、最初に少し苦労するかもしれません。
夫婦で協力しても、慣れるまでは30分~40分は見ておくと良いでしょう。
覚悟② 重くてかさばる|15kgを超えるモデルも
パーツが多い分、収納サイズは大きく、重量も15kgを超えるモデルがほとんど。
車のラゲッジスペースをかなり占領しますし、キャンプサイトまで運ぶのも一苦労です。
【代表モデル】コールマン タフスクリーン2ルームハウスを徹底レビュー

我が家で最も活躍しているのが、まさに王道中の王道、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスです。

このテントの魅力は、「これさえあれば何もいらない」と思わせてくれる完成度の高さ。
冬キャンプでもテントの中にストーブを設置して、お籠りキャンプができます。
子どもたちも「おうちみたい!」と大喜び。
この体験が、我が家がキャンプにハマる決定打になりました。
メリット
- 初心者でも直感的に設営できる「アシスト機能」付き
- 空気の循環を促すベンチレーションが多数あり、夏でも快適
- リビングが広く、家族5人+荷物でも余裕のスペース
デメリット
- 付属のペグやハンマーは強度が低いので、買い替え推奨
- 収納袋がジャストサイズで、撤収時に少しコツがいる(慣れないうちはインナーテントは別の袋に入れても)
2ルームテントはこんな家族におすすめ!

- キャンプでの快適性を何よりも優先したい家族
- 子どもが大きい(多い)ので広めのテントが欲しい
- 雨や虫、寒さなど、悪天候でも安心してキャンプがしたい家族
- 準備は大変でも、その後の“楽”をとりたい家族
構造②:ワンポールテント|設営10分!おしゃれキャンプの主役

ワンポールテントとは?|1本のポールのみで設営するテント
その名の通り、中央に1本のポール(柱)を立てて設営する、円錐形(ティピー型)のテントです。
インディアンの住居を彷彿とさせる、おしゃれで可愛らしい見た目が特徴です。
ワンポールテントのメリット|パパママが笑顔になる3つの“手軽さ”
手軽さ① 圧倒的な設営の速さ
ワンポールテントの設営は本当にシンプル。
ガイドロープを参考にして、8カ所ペグを打ち、テントを広げて中にポールを1本立てるだけ。
慣れれば10分もかからず設営が完了します。
この手軽さは、「準備に時間をかけず、すぐ子どもと遊びたい!」というパパにとって、何よりの魅力です。
手軽さ② 置くだけでおしゃれな写真映え
機能性だけでなく、デザイン性を重視したいファミリーに大人気。
キャンプサイトに立てるだけで、一気におしゃれな雰囲気を演出してくれます。
SNSにアップしたくなるような、素敵な家族写真を撮ることができますよ。
手軽さ③ 開放的な室内空間と快適な素材
中央の天井が非常に高いため、見た目以上に室内が広く感じられます。
最近は、火の粉に強く、夏は涼しく冬は暖かい「TC素材(ポリコットン)」を使ったモデルが主流で、一年中快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。
ワンポールテントのデメリット|快適に使うための“ひと工夫”

工夫① デッドスペースが生まれやすい
壁が斜めに立ち上がっている構造上、どうしても端の方がデッドスペースになりがち。
コット(簡易ベッド)を置く場合は、サイズに注意が必要です。
荷物の配置を工夫することで、空間を有効活用できます。
工夫② リビング空間はタープで補う
2ルームテントと違い、単体では雨をしのげるリビング空間がありません。
そのため、快適に過ごすにはタープとの併用が基本となります。
テントの設営は楽ですが、タープを張る手間が別途かかることは覚えておきましょう。
【我が家の相棒】WAQ Alpha TC/FT ファミリーテントを徹底レビュー
我が家では、「今日は手軽に楽しみたい」という日はこのテントを愛用しています。

初めてこのテントを設営した時の衝撃は忘れられません。
「え、もう終わり?」と夫婦で顔を見合わせました。
設営が早いだけで、こんなにも心に余裕が生まれるのかと感動したほどです。
メリット
- TC素材なので、火の粉に強い
- サイドフラップを開ければ、夏場は風通しが良く涼しい
- 5人家族でも寝るだけなら十分な広さ(大人2人+子ども3人)
デメリット
- リビングスペースを確保するためにタープの設営が必要
- 専用のグランドシート・インナーシートがない
ワンポールテントはこんな家族におすすめ!
- 設営・撤収の手間をとにかく省きたい家族
- おしゃれで写真映えするキャンプサイトを作りたい家族
- 荷物が少なめな家族
- 焚き火を思いっきり楽しみたい家族
構造③:ワンタッチテント|設営ストレスゼロ!究極の時短ギア

ワンタッチテントとは?|傘を開くように設営するテント
その名の通り、傘を開くように、フレーム(骨組み)を広げるだけで設営が完了してしまうテントです。
ポールを一本一本組み立てる…といった面倒な作業が一切不要なのが最大の特徴です。
ワンタッチテントのメリット|パパママを助ける3つの“圧倒的時短”
時短① 設営・撤収が本当に一瞬で終わる
袋から出して、中央のロープを引いたり、関節部分を伸ばしたりするだけで、あっという間にテントの形になります。
その時間はわずか数分。この圧倒的な手軽さは、「ワンオペで子どもを連れて行かなきゃ…」というママの最強の味方になります。
時短② 子どもから目を離さずに準備ができる
設営にほとんど手がかからないので、公園にレジャーシートを広げる感覚で準備ができます。
小さな子どもがチョロチョロしていても、しっかり見守りながら設営できるので、安全面でも非常に優れています。
時短③キャノピー付きのテントを選べばタープも不要
多機能なテントも多く販売されていて、跳ね上げキャノピーを使用してタープ代わりになるテントもあります。
タープの設営をしないで済むので、時短になります。
ワンタッチテントのデメリット|割り切りが必要な“コンパクトさ”

コンパクトさ① 耐久性・耐候性は他に劣る
簡単な構造ゆえに、強風や耐候性には注意が必要なタイプも。
コンパクトさ② 居住性は最低限
ファミリー向けの大型モデルも出てきていますが、基本的にはコンパクトなものが主流。
5人家族で寝るには少し窮屈に感じるかもしれません。
「寝るだけ」と割り切るか、サブテントとして活用するのがおすすめです。
【代表モデル】UJack ローズテントを紹介

ワンタッチテントで我が家がチェックしているのが、U-Jackさんの「ローズテント」
ワンタッチ構造ながら、機能性バツグン。
これからキャンプデビューをする家族はこれでいいんじゃないの?と思っています。

最近、商品がリニューアルされて、インナーテント付きで
¥68,000というコスパも魅力です。
メリット
- ワンタッチながら2ルーム構造で、ロッジ調の見た目もおしゃれ
- キャノピーはポールを使用してタープとしても使用できる
- 専用のオプションパーツも充実している
デメリットは、ちゅるぱぱ家で使用する機会があれば記載します。
一点気になる点は、インナーテントサイズが、260cm×188cmで5人家族で寝るには手狭かな…と。

ワンタッチテントはこんな家族におすすめ
- とにかく設営・撤収の面倒な作業が嫌いな家族
- 「キャンプがどんなものか、まずはお試しで」と考えている家族
- 子ども用の秘密基地や、サブテントを探している家族
まとめ|家族に合った「形」を見つけて、最高の思い出作りを

ファミリーテント選びで迷ったら、まずは「構造(形)」に注目する。
そして、初心者ファミリーにおすすめの構造は、
- ① 快適性重視の「2ルームテント」
- ② 手軽さ&おしゃれ重視の「ワンポールテント」
- ③ 時短最優先の「ワンタッチテント」
この3つだということを、お分かりいただけたでしょうか。
完璧なテントというものは存在しません。大切なのは、「今の自分たちの家族に、どんなキャンプスタイルが合っているか」を考えることです。
設営が簡単なテントを選んで、親に心の余裕が生まれれば、その分、子どものささいな発見に「すごいね!」と共感してあげられます。
広くて快適なテントを選べば、雨の日でさえも「テントの中も楽しいね」と、家族の笑顔が増えます。
テントは、ただ雨風をしのぐだけの道具ではありません。
自然の中に作る、家族だけの“第二の我が家”であり、最高の思い出を育む“舞台”です。
ぜひ、あなたの家族が一番笑顔になれそうなテントの「形」を見つけて、次の休日は、最高の“動く我が家”と一緒に出かけてみてくださいね。
▼迷ったらこの3つから!おすすめ代表モデルをもう一度チェック▼
【快適性No.1】コールマン タフスクリーン2ルームハウス

【手軽さNo.1】WAQ Alpha TC/FT ファミリーテント
【時短No.1】UJack ローズテント
