この記事にはアフィリエイト広告を利用しています。

はじめに|「もうキャンプ行きたくない…」を「また行きたい!」に変えるために

昨年の夏、楽しみにしていたキャンプで、長女が謎の虫に刺される事件が発生。
「かゆい〜!!」と大騒ぎ…💦
「ごめんね〜💦」と何度も謝りながら、もっとしっかりと虫対策をすればよかったと後悔。
そんな失敗があったからこそ、今年は虫対策を徹底的に見直しました。
3児の父としてのリアルな経験を総動員して試行錯誤した結果、今年の夏キャンプは
「1か所も刺されずに」笑顔で帰ってくることができたんです!
この記事では、そんな我が家の実体験をもとに、虫が苦手なママや、準備が面倒に感じがちなパパでも「これならできる!」と思える対策をまとめています。
もう虫のせいで、家族の大切な思い出を諦める必要はありません。
この記事を読めば、安心して次のキャンプの計画を立てられるようになります。

子連れキャンプ虫対策の3つの鉄則【初心者向け】

たくさんの対策グッズがあって、何から手をつければいいか分からないですよね。
まずは、この3つの基本を押さえるだけで、虫に遭遇する確率をグッと減らせます。
①【場所選び】虫が少ないキャンプ場を選ぶのが一番の近道

虫対策はキャンプ場選びから始まっています。
以下のポイントで選ぶだけで、驚くほど快適さが変わります。
チェック項目 | なぜ効果的なのか? | おすすめ場所(長崎県周辺) |
標高1,000m以上 | 標高が高くなるにつれて気温が低くなり、虫の活動が鈍化する | 長崎県雲仙市田代原キャンプ場 ※ |
水辺から離れている | 蚊やブヨは水辺で発生します。ジメジメした場所は避ける。 | 長崎県西海市四本堂公園キャンプ場 |
芝生サイトがきれい | 草むらが少ないほど、マダニなどの隠れ場所が減る。 | 長崎県平戸市中瀬草原キャンプ場 |
海辺のキャンプ場 | 山に比べて虫の種類が少なく、風通しも良い。 | 長崎県諫早市結の浜キャンプ場 |

全部を満たす必要はありません。「今回は標高が高いところにしてみようかな」と、1つでも意識するだけでOKです。
②【サイト作り】設営時のひと工夫で、虫を寄せ付けない

キャンプ場に着いたら、ひと工夫で「虫が寄ってきにくい快適な空間」を作りましょう。
- テントは木の下や草むらを避けて設営する
- テントや車のドアは開けっ放しにしない(これが一番大事)
- 明るいランタンはテントから少し離して置く(虫は光に集まるので、おとり役になってもらいます)
- スクリーンタープを使う(最強の物理バリアになります)

特に燃焼系(ガスやガソリンなど)のランタンの光は、明るさが強く、可視光線も出るため、虫が集まりやすいです。


テント内のサブランタンとしてはこちらがおすすめ。

USB充電でコスパ良好。手持ちのライトとしても使用できます。
テントの外は、明るさメインでガスランタンを使用して虫をおびき寄せる。
テント内はこのランタンで、殺虫成分のあるマットを併用しています。

③【Wガード】「肌」と「空間」の両方を守る

- 肌ガード:虫よけスプレーで直接肌や服を守る
- 空間ガード:蚊取り線香などで、自分たちの周りにバリアを張る
この2つを組み合わせることで、防御力が格段にアップします。
詳細は注意すべき害虫ごとにまとめたので、ご確認ください。
【注意すべき害虫別】我が家が行っている虫対策おすすめグッズ

キャンプで出会いたくない害虫たち。相手の「特徴」を知れば、対策はもっと効果的になります。
ここでは、特に注意すべき害虫と、我が家が実際に使って効果があったおすすめグッズを、選ぶ際のポイント(メリット・デメリット)と共にご紹介します。
虫の種類 | 発生時期 ※ピーク | 主な特徴 | 有効な対策 |
蚊 | 6〜10月 ※7〜9月 | 夕方〜夜に多い かゆみ・感染症リスク | ・天使のスキンベープ ・モンスーン ・WAQ REPELLENTランタン ・メッシュタープ |
ブヨ | 3〜10月 ※梅雨入り〜9月頃 | 無音で刺す 強いかゆみと腫れ | ・天使のスキンベープ ・モンスーン |
ムカデ | 5〜10月 ※5〜6月/9〜10月 | 夜行性 刺されると激痛 | ・リビングフロアシート ・ムヒアルファEX |
アブ | 6〜9月 ※7〜8月 | 噛まれる 痛みが強い | ・天使のスキンベープ ・モンスーン |
ハチ | 4〜11月 ※7〜10月 | 攻撃性あり 黒や動きに反応 | ・白い服 ・SHE&YOU 殺虫スプレー ・ポイズンリムーバー |
マダニ | 3〜11月 ※4〜10月 | 草むらに潜み吸血 | ・天使のスキンベープ ・ヤブカバリア ・ハッカ油 |
アリ | 4〜10月 ※5〜9月 | 食べ物に群がる テントやチェアに侵入 | ・リビングフロアシート |
蚊対策|夜キャンプの大敵。快眠のための工夫

夕方から夜にかけて、一気に活発になる「蚊」。
刺されるとかゆみだけでなく、眠れない・不機嫌になる・ママのテンションが下がる…と、まさに夜キャンプの天敵。
【肌のガード】虫よけスプレーは「こまめな塗り直し」が命

汗をかくと流れてしまうので、夕方と寝る前の塗り直しは必須です。
特に赤ちゃんや肌の弱い子には、年齢制限のない「イカリジン」成分のものがおすすめです。
虫除けスプレーの種類|ディート成分配合が強力だが子どもには使えないことも
虫除けスプレーは成分によって効果や安全性が大きく違います。
強力だからOK!ではなく、子どもの年齢や使うシーンに合わせて選ぶのが大切です。
成分 | ディート | イカリジン | 天然成分 (ハッカ油、虫よけリングなど) |
商品 | ![]() | ![]() | ![]() |
効果の強さ | 強力 | 中等度 | 穏やか |
安全性 | 濃度30%の商品は 12歳未満には使用不可 | 全年齢OK | 安心 |
使用制限 | 濃度12%以下の商品 ・6か月未満は使用不可 ・6か月以上2歳未満は、1日1回まで ・2歳以上12歳未満は、1日1~3回まで | なし (何度でも塗り直しOK) | なし |
効果時間 | ・30%濃度で約6時間 ・15%で約5時間 ・10%で約3時間 | ・5%濃度で約6時間 ・15%濃度で約8時間 | ・ハッカ油:1~2時間 ・虫除けリング:約12時間 |
特徴 | 様々な害虫に効果あり。ノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ツツガムシへの効果も。 | 対象となる虫の種類が少ない。蚊成虫、ブユ(ブヨ)、アブ、マダニに限定。 | 香りで虫を遠ざける。効果は短時間なので塗り直し必要。 |
商品詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
小さい子どもと一緒のキャンプなら、基本はイカリジン一択で安心。
パパや小学生以上にはディートを使いつつ、天然成分でカバーするのがベストバランス。
天然成分ならハッカ油がおすすめ。


【空間のガード】モンスーンはコスパ最強の頼れる相棒

蚊対策で忘れてはいけないのが、モンスーン。
100巻で私は、¥1,478で購入できました。

キャンプ場では一度に4〜5個ほど使用して、四方をガードしています。
コスパがいいモンスーンならではの使用方法です。
ブヨ対策|足元から守る!朝夕が勝負

「刺されたことに気づいたのは、帰宅してから…」
そんな厄介な相手がブヨ(ブユ)です。
特に朝と夕方に活動が活発になり、しかも「無音」で近づいてくるのが最大の特徴。
刺されると数日間は強烈なかゆみ+腫れ+水ぶくれが続くことも…。
✅【時間対策】朝と夕方に“集中ガード”がカギ!
ブヨは足元・膝下を狙ってくることが多いので、とにかく重点ガード!
- 長ズボン+靴下スタイルが基本(真夏でも通気性のよいものを)
- ハッカ油やアウトドアスプレーを足首やスネまでしっかり塗る
- サンダルの場合は、靴下をはいたまま履けるものがベター!

自分が長年愛用しているアディダスのサンダル。
靴下のまま履けるし、長く歩いても疲れないです。

✅【刺されたら?】早めの処置で悪化を防ぐ!
冷やす(保冷剤など)+ムヒアルファEXなどで抗炎症

強くかかないように注意(子どもには絆創膏でカバーするのも◎)
腫れがひどい・熱が出たときは早めに皮膚科へ
ムカデ・アリ対策|寝ている間も油断禁物

暗くなって、子どもが寝静まったあと…。
安心したいその瞬間に限って、「ムカデ」や「アリ」がひょっこり出てくることがあるんです。
特にムカデは夜行性、アリは食べ残しに群がるので、夜の油断が大事故の元に!
✅【ムカデ対策】テントの下からの侵入をブロック!
ムカデは地面から這って侵入してきます。
まずは物理的なバリア作りが効果的です。
- グラウンドシートの上にリビングフロアシートを敷く(段差で侵入を防ぐ)
- テントのスカートをしっかり地面に密着させる
- 就寝前、テント内をライトでチェック+靴の中も確認
💡心配なら「ムカデ忌避スプレー」やテント周囲に防虫粉をまくのも安心材料に


✅【アリ対策】“食べかすゼロ”が鉄則!
アリはどこからでもやってきます。しかも、テントの中やイスに登ってくることも…。
特に子どもが食べたパンくず・お菓子の袋・ジュースのしずくには超敏感です!
- 食後はウェットティッシュ+ゴミ袋に即回収!
- テーブルやチェアの脚元にスプレーでバリアをつくる
- アリがよく出るサイトではリビングフロアシートの使用推奨
💡「朝、テント内にアリの行列が…」という悲劇もこれで防げます!
👇️ゴミ箱はWAQが蓋付き・折りたたみ可能でおすすめ。

アブ・ハチ対策|服装は黒系は避ける

アブやハチは、夏キャンプで突然やってくる“恐怖の飛来系”。
刺されたときの痛み・腫れ・子どものパニックは、蚊やブヨどころじゃありません💦
でも実は、ちょっとした服装の工夫だけでもしっかり対策できるんです!
✅【基本ルール】黒い服は“攻撃対象”になりやすい!

アブやハチは、黒や濃い色に反応して寄ってくる習性があります。
- ハチ:クマや天敵の色=黒 → 「敵だ!」と認識されやすい
- アブ:動物の毛や影=黒 → 吸血対象として接近
✅【香り対策】匂い付き整髪料・香水はNG
ハチは花の香りや甘いにおいにも反応します。
- 整髪料・柔軟剤・香水 → 甘い香りは避けよう!
- 食べ物のにおいが服につかないよう、食後は着替えor拭くと◎
✅【出会ってしまったら?】あわてず“静かに離れる”

- 手で払うと攻撃されやすい!動かずそっと離れるのが基本
- 子どもにも「ハチが来たらじっとするよ」と事前に声かけを
💡パパがあわててバタバタすると、子どもも大パニックになるので注意(笑)
✅【いざという時①】天然成分の殺虫スプレーで撃退
SHE&YOUの殺虫スプレーは100%天然成分ですが、効果はしっかり。
環境にやさしいGoodキャンパーにすすめ👍️

✅【いざという時②】ポイズンリムーバーで応急処置
ポイズンリムーバーは、虫刺されや毒虫に刺された際に、毒を吸い出す応急処置アイテムです。
キャンプやアウトドアでは、スズメバチやマダニ対策として常備しておくと安心です。

マダニ対策|草むらNG!服装とスプレーでダブルブロック

マダニは、気づかないうちに皮膚にくっつき、最悪の場合は病院での処置が必要になるほど厄介な存在です。
特に子どもは草むらで座ったり転がったりしがちなので、対策はしっかりしておきたいところ。
✅【服装】肌の露出を減らす!長袖・長ズボン+靴下イン
虫除けよりもまずは「噛まれにくい服装」が基本!
ズボンの裾は靴下にインして、肌の隙間を減らします。子どもたちにも「草むらでは座らない!」と毎回声かけしています。
✅【ヤブカバリア】設営時に“テント周りにシュッ”で予防!
「ヤブカバリア」は設営時に使用することでマダニにも効果を示します。

芝生が短く手入れされているキャンプ場や、草むらを避けてサイトを設営するのも、マダニ予防には効果的です。
ヤブカバリアは蚊だけでなく、マダニにも効果があるので森林キャンプでは必須アイテム。

ハッカ油スプレーは足元にシュッとひと吹き。
子どもが走り出す前に、ルーティンとして使うようにしています。自然由来成分のものを選べば、ママも安心ですよ!

設営時・時間帯別の虫対策ルーティン
キャンプ場で虫に刺されるタイミングは、朝・夕・夜が特に要注意。
子どもたちと安心して過ごすために、時間帯ごとの虫対策ルーティンを組んでおくと効果抜群です!
🏕設営時(13:00〜15:00)|まずは虫を寄せつけない「場所づくり」

✔︎ポイント:虫が集まりやすい場所を避ける+空間対策をスタート
- テントやタープは草むら・木の下・水辺の近くは避ける
- テントの開けっぱなし禁止!設営中もこまめに閉める
- ランタンの設置場所を分散(明るすぎない場所にメインランタン)
- 蚊取り線香&アウトドアスプレーを周辺に設置

「虫が少ない空間」を最初に作っておけば、あとが楽!
🌅夕方(17:00〜18:30)|「蚊」と「ブヨ」が活発になる魔の時間帯!

✔︎ポイント:肌ガードを徹底+煙でバリア
- 全員に虫よけスプレー再塗布(足元・首元・袖など重点)
- ごはん前の手洗いタイミングで塗り直すとスムーズ
- 焚き火スタート(煙でブヨ&蚊を寄せつけない)
- テーブル周辺に蚊取り線香を2〜3箇所に配置
💡子どもの服装もチェックして、肌の露出を減らすタイミング!
夕方以降は虫たちの活動が活発になるので、長袖への変更をおすすめします。
日中は気温が高い日は活動がおとなしいことがあるので、油断せずに。
🌙夜(19:00〜21:00)|テントに蚊を入れない!快眠のための最後の砦

✔︎ポイント:光と侵入経路に注意+空間の仕上げ
- ランタンはテントから少し離して設置(虫をおとりに引きつける)
- テントに入る前に再スプレー+靴裏チェック
- 就寝前にテント内に電池式虫よけをON!
- 寝具の周辺にもハッカ油を薄めたスプレーで空間ガード

ハッカ油は香りもよくて、リラックスできます。
「子どもが痒くて夜泣き…」のリスクを最小限に!
🌄朝(6:00〜8:00)|撤収時の油断大敵。虫も朝から元気!

✔︎ポイント:再スプレー&撤収中の足元注意
- 朝食後に再び虫よけスプレー(特に足・首)
- 草むらで遊びたがる子どもには、「マダニ注意」の声かけを!
- アリ対策のため、食べかすやゴミは即片付け
💡最後まで気を抜かずに、「また行きたいね!」で終われる朝に✨
子連れキャンプの虫対策Q&A|パパママの不安を解消します

Q. 赤ちゃんにも使える虫よけってありますか?
A. はい、あります。今回紹介した「天使のスキンベープ」のようなイカリジン配合のスプレーや、オーガニック系のハッカ油スプレーなどがおすすめです。また、「ヤブカバリア」のような空間ガード系は赤ちゃんに直接触れないので安心ですよ。
Q. もし刺されてしまったら、どうすればいいですか?
A. まずは慌てずに、ポイズンリムーバーで毒を吸い出すのが効果的です。特にブヨやハチに有効です。その後、患部を冷やして抗ヒスタミン成分入りの軟膏を塗りましょう。1つ持っておくと安心感が段違いなので、救急セットに入れておくことを強くおすすめします。
Q. 虫よけスプレーと日焼け止め、どっちを先に塗る?
A. 日焼け止めが先、虫よけスプレーが後です。虫よけ成分が肌の表面にある方が効果を発揮しやすいと覚えておきましょう。
まとめ|万全な準備で、虫の不安を「楽しい思い出」に変えよう

今回は、子連れファミリーが安心して夏キャンプを楽しむための虫対策についてお伝えしました。
たくさんの情報がありましたが、まずはこの3つの鉄則を覚えておけば大丈夫です。
- 虫が少ないキャンプ場を選ぶ
- 設営時にひと工夫して、虫が寄りにくいサイトを作る
- 厳選したグッズで「肌」と「空間」をWガードする
虫対策は、面倒な作業ではなく「家族の楽しい思い出を守るための、愛情のこもった準備」です。
完璧じゃなくても大丈夫。まずはこの記事で紹介した対策の中から、1つでも取り入れてみてください。きっと虫の不安が減って、「キャンプって楽しい!」と思えるはずです。
万全な準備で、最高の家族キャンプに出かけてみませんか?